木の文化を感じる31のキーワード

30 巨樹、古木に会う

巨樹、古木に会う 巨樹、古木に会う

まちなみの中で、大きな樹木や、古木が存在感を示しています。
これらは、保存樹・保存樹林として大切に保全されています。

通りを歩くと突然現れる古木、また高台から見下ろすと、存在感のある緑を見せる木立や高木、これらはまちに潤いを与えており、欠かすことができません。神社境内の30mを超えるケヤキや、江戸時代の武家屋敷跡にのこる巨大なスダジイ、また旧石川県庁舎本館のシンボルとなっている堂形のシイノキなど、金沢では、まちなかにあっても歴史ある木々を気軽に目にすることができます。これらの一部は天然記念物として保存が図られているほか、木々を後世につなぐために、金沢市では1979(昭和54)年から保存樹・保存樹林制度による指定を進めています。

Interview

樹木医の仕事

樹木医の主な仕事は病気の木を治すことと、その木が倒れるなどの危険性がないか診断をすることです。また、弱っている木を元気にさせる作業や木に関する工事・管理方法のアドバイス、さらに木の特性を考えた植栽設計・環境面に関する調査、病気にならないための予防医学的なことなど、多岐にわたっています。金沢には樹齢何百年もの古木が残っていますが、長い年月を生きてきたために多くの木が弱っています。今後も元気でいられるように定期的に診断や樹勢回復作業を行っています。樹木医は、「国土交通省登録資格」に登録されているもので、造園関係や公務員の方が多く、石川県内で30人くらいいます。

中田祐貴氏

有限会社兼六造園(樹木医)

森と水の恵み

金沢の森は清らかな水を育み、暮らしや文化を支えてきました。森と水のつながりを大切に守り、自然の恵みを未来へと引き継ぎます。