もったいないから生まれた香り
建物をつくる現場や工場からは結構たくさんの端材が出ます。これを使って何かできないかということをいつも考えています。端材はその人たちにとっては捨てるものですが、別のところに持っていけばそれ自体が材料となり、つくれるものはいくらでもあります。特にアテの木(能登ヒバ)は貴重な木で建築現場では大きな塊で端材が出てきたりしますので、常々もったいないなと思っていました。それを使い、小物や、「縄文の香り」と名づけた精油や蒸留水などをつくっています。今は能登ヒバだけですが、樹種によって香りも全く違いますから、いろいろな木から精油がつくれたら面白いだろうなと思っています。
奈良雄一氏
一級建築士事務所 能登デザイン室