子どもたちに伝統技術を伝える
金沢職人大学校で、「子どもマイスタースクール」を開催しており、建具の回を担当しています。スクールは小学4年生から中学1年生を対象に、2年間、約40回のプログラムで実施しています。つくるものはたとえば「ミニ衝立」であれば、墨付けをして材料を切り出すところから、溝をつくり、障子紙を貼ってはめ込むところまで、まさに小さいながらも、本物の衝立と同じ工程を最初から最後まで体験します。ものをつくるなかで、きっと多くの考えが生まれると思います。見た目の美しさ、使いやすさ、つくるときの効率、強度、コストなど、さまざまなことが学びになっていくのではないでしょうか。子どもたちには、職人という仕事を知り、体験するなかで、新たな発見や、人生の広がりを感じてほしいと思っています。
手林鎮伸氏
てまる木工店