木の文化を感じる31のキーワード

13 あたたかみのある木

あたたかみのある木 あたたかみのある木

あたたかみのある感触は木ならでは。
オーダーメイドなら硬さや色など、豊富な種類のなかから
好みで選ぶことができるのも面白いです。

木は金属やプラスチック、コンクリートなどにはない手触りで、また調湿効果もあり、断熱性や衝撃に対する安全性の高い、人にやさしいすぐれた素材。その種類は実にたくさんあり、スギのようなやわらかい材からケヤキなどの硬い材まで、色もヒノキなど白っぽいものからコクタンなどの黒いものまで多種多様です。そのなかから好みで選んだ木材を使って内装や家具にすることができるのです。ヒノキやヒバなど、油分を多く含む木材は腐りにくく、石川県のように雨の多いところでは足元など腐りやすいところに使われることが多いです。適材適所という言葉どおり、木を使うときには、その木の特徴を知って、それを生かすように使うことが一般的です。木をフローリングなど床板で使ってみるとやわらかくて足当たりがよく、あたたかい感じもします。

Interview

金沢の気候風土にあった木材

製材された木材は変形や歪み、腐敗などを防ぐために乾燥させる必要があります。人工乾燥と自然乾燥がありますが、人工乾燥の場合、腐りにくくする油分の多くが流れ出てしまいます。時間と手間はとてもかかりますが、自然乾燥なら油分を含んだまま乾燥させることができます。また、木にも地産地消があり、石川県なら石川県で採れた木を使うことが、一番その気候風土に適しているといえます。何十年もその環境で育ってきた木が、同じところで使われる方がなじみやすいというのは、人間でもいきなり違うところに行くと、なかなかなじめないということと同じかもしれません。

東正彦氏

丸正木材株式会社

暮らしに息づく木のぬくもり

住まいや家具、おもちゃなど、暮らしの中に木が息づき、安らぎや愛着を感じられる文化が根付いています。