木の柱や梁などは、家を支えてくれる構造材でありながら、
その木目や風合いにより、心地よい空間をつくりだします。
日本の一戸建て住宅の約9割は木造ですが、近年建てられた住宅では内外装共に、柱や梁を隠すつくりが主流となっています。しかし、木の魅力といえば唯一無二の素材感。かつての家屋では、大黒柱をはじめとする柱や梁が堂々と姿を見せ、住まいの表情を豊かにしていました。自然が生み出す木目の美しさに加え、柱が並ぶことで生まれるリズムや、柱や梁がつくるアクセントが、空間に奥行きや広がりを与えます。柱や梁をあえて見せるデザインにすれば、日々のくらしのなかで木の心地よさを感じられるようになります。また、木は時とともに表情を変え、色合いに深みが増していくのも魅力のひとつ。年月を重ねるごとに家そのものが味わいを深め、くらしとともに成長していく住まいになります。