木の文化を感じる31のキーワード

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町家を残す 町家を残す 町家を残す

金澤町家には、長い歳月をかけて培われてきた木の文化が内包されています。
現代のくらしに合わせながら本来の魅力を活かした、継承が求められています。

金沢の気候風土にあったくらしの知恵や工夫が取り入れられている金澤町家。その魅力が再評価され、継承が求められています。一方で、維持管理の費用がかさむことや現代の生活にそぐわない面などもあって、取り壊されてしまうものも少なくありません。令和4年度の調査では約5,800棟の金澤町家が残っているものの、年間100棟程度が滅失しています。金澤町家を維持していくためには、財政的支援のほか、たとえば断熱効果を高めるなど、居住性・利便性を向上させることも必要となります。金沢職人大学校では、金沢に残る伝統的で高度な職人の技の伝承と人材の育成を行っており、その技術を身につけた修了生らにより、脈々と受け継がれてきた金澤町家の文化を途切れさせず、現代のくらしにマッチさせた改修を行っています。

Interview

元の調和を大切にする

町家に使われている木の部材は、よく見るとそれぞれの場所の役割に応じて種類や形、仕上げや寸法が変えられています。それらはその地域の自然と人の営みに合わせて、長い時間をかけてつくり上げられたもので、紛れもなく木の文化であり、町家の調和のとれた美しさを感じられるところです。そこを無視した改修を行えば、脈々と受け継がれてきた文化を途切れさせてしまいかねません。新たな機能を加えていく際にも、元々ある価値に敬意を払いながら、引き続いて時を紡いでいく。そのように町家を次の世代に引き継いでいければと考えています。

橋本浩司氏

株式会社橋本建築造園設計

歴史を紡ぐまちなみ

町家をはじめとする歴史的なまちなみを大切に守り、手を入れながら活用することで、金沢らしい景観と記憶を次の世代へと紡いでいきます。